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コーヒーの木 茶色 葉

家で小さな癒しに観葉植物を育てている。今年の夏、思いがけず手術入院をすることになり、気弱なココロを持つ私はさらなる落ち着きのために新しいものを買いに行った。

似たり寄ったりの観葉植物、最近は売り方を店側も考えているのか花言葉や運気アップの意味を掲げているのでついそれに乗ってしまう。贈り物の場合にも選びやすい。

例えば

ガジュマル 学業・結婚・子供運アップ 花言葉は健康

ポトス 金アップ 花言葉は永遠の富 (これはすでに我が家にあったという事実)

シュロチク 停滞の気が活性化 花言葉は思慮深い

など、どれも欲しくなるが運気の内容に優先順位がつけやすい。心配性かつ出産以来入院などしたことがなく緊張で眠れないへたれにぴったりな言葉が目に入った。「気持ちを落ち着かせる、花言葉は一緒に休みましょう」それはコーヒーの木。なんと心に寄り添う花言葉。早速買ってせっせと育てていた。

手術も無事成功。夏の終わり、日が暮れるのも早くなったころ、つやつやだったコーヒーの木の葉がところどころ茶色い。毎日チェックしているはずなのに、見落としていた自分にかなりへこむ。原因を調べてみた。

もちろんネットで。コーヒーの木 茶色 葉 すぐに検索されたのでこれはよくあることなのだと小さく安心した。

・置き場所が寒い・植え替えしていない・害虫による障害 ここまではよくわかる

・水のやりすぎ・乾燥させすぎ どっちやねん

・直射日光による葉焼け・日照不足 これもどっちやねん

私としては水もやりすぎず、日光にも程よく気をつけていたつもり。さっぱりわからない。あげくの果てそのサイトでは、【ズバリ、コーヒーの木は観葉植物の中でも育てるのが難しいです。】と書いてあった。【毎日葉っぱを見ていれば、水が足りているか不足しているかわかるはずです。】かなり茶色い葉が増えていたのに気づいていなかった。毎日見ているつもりになっていたのかと反省。まるで子育てみたいだととっさに思う。わが子が小さいころ、毎朝の娘の二重瞼の幅を見ればこの後に発熱するかどうかがわかったワーキングシングルマザーの本気の観察力を忘れていた。発熱したら仕事をどう回すか。誰に何を託すのか頭をぐるぐる回していた。油断していると忘れたころに子供の病気はやってくる。慌てないように日々の変化を見る、というのはかなり気合がいる。

ビジネスシーンでも観察力が必要。クライアントの顔色を伺うのも大切だけれど、社内間でお互いの様子に敏感になればコミュニケーションは広がる。体調を気遣う言葉や感謝の気持ちを伝えることで、元気がない後輩が笑顔を取り戻す。上司だって疲れる。当たり前にしてくれる何かを見つけて、ありがとうと言ってみる。すべては関わる人を毎日見るということ。大げさなことはしなくていい。毎日のアイコンタクト、挨拶すれば、何かがわかる。

コーヒーの木、復活するかな。

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